こんにちは!
今回は、
- 多言語学習サイトとは?
- 多言語学習サイトで英語を学習するメリット
- 多言語学習サイト・メモリーサポーターの概要
- メモリーサポーターを駆使して英語を学習する方法
をご紹介します。
多言語学習サイトとは?
語学学習サイトは、一般的に単言語を学習する同じ母国語を持つユーザーに特化して作られています。
例えば、日本の英語学習サイトは、英語を学習する日本人だけのために作られているものです。
そもそも数が非常に少ないですが、世の中には多言語学習サイトというものが存在します。
多言語学習サイトとは、世界中のユーザーのために多くの母国語に対応し、
多くの言語の中から複数の言語を自由に選択して学習できるように設計されているものです。
例えば、日本人が英語と中国語を学習する、アメリカ人が日本語と中国語を学習する、中国人が…。
多言語学習サイトでは、
多くの母国語を持つユーザーが、多くの言語の中から複数の学習言語を選択し、
最適な学習ができる必要があります。
多言語学習サイトで英語を学習するメリット
多言語学習サイトには、一般的に下記のような特長があります。
- 多様な文化を持つユーザーが好みの教材(記事)を検索して使えるよう、「高度な検索システム」を備えている
- 多様な母国語を持つユーザーが好みの複数言語を好みの順に学習できるよう、「自由な表示システム」を備えている
多言語学習サイトのこれらの特長により、
英語だけを学習する場合にも、いろいろなメリットがあります。
「高度な検索システム」によるメリット
学習のためとはいえ、興味のない文章を読むのは苦痛ですし、
モチベーションが上がりにくく結果として学習の効率も上がりません。
英語に限らず、興味の持てる教材で学習することのメリットは計り知れないものです。
カテゴリー別、シリーズ別に記事を検索することは基本ですが、
語学学習に用いるには、ユーザーの母国語と学習したい(複数の)言語の原文・翻訳があることが必須です。
例えば、日本人のあなたが英語を勉強するには、記事に日本語と英語の原文・翻訳があることが必須です。
また、記事を検索する上で、いついつの歴史的事件についての記事がないか調べるには、
事件の起こった年月日や記事タイトル中の文字で検索したりできる必要があります。
また、「お気に入り度」や「理解度」のようなものを設定して検索できると、後々の学習で威力を発揮します。
多言語学習のための「高度な検索システム」を使えば、単言語を学ぶ場合にも読みたい記事に辿り着く大きな力となります。
「自由な表示システム」によるメリット
一般的なニュース記事では、記事丸ごとの翻訳記事がよくありますが、これでは学習するのがとても困難です。
多言語学習サイトの場合には、選択した言語を段落ごとに交互に表示する仕様となっているのが一般的です。
多言語学習のための「自由な表示システム」を使えば、
ユーザーの好みの順番に各言語の段落や文章を表示し、
言語ごとにユーザーの好みの速度で、上から順に朗読させることができます。
あなたが英語だけを学習する時にも、これは絶大な威力を発揮します。
英語で朗読の速さを変えられることは当たり前ですが、
段落ごとに英語と日本語を交互に表示し、
言語ごとに朗読速度を設定し、
段落ごとや文ごとに交互に読ませることができます。
朗読速度が0から9で変えられる(大きい程速い)場合、
「日本語9⇒英語3」、又は「英語3⇒日本語9」、のように各段落を交互に読ませることが基本的な使い方です。
ですが、さらに、英語を何度も表示させ、それぞれ速度を変えられたらどんなに素晴らしいでしょう。
そこで今回お薦めするのが、「多言語学習サイト・メモリーサポーター」です。
多言語学習サイト・メモリーサポーターの概要
メモリーサポーターでは、前の章で述べた「高度な検索システム」と「自由な表示システム」を備えています。
メモリーサポーターの高度な検索システム
メモリーサポーターの「検索ページ」のサンプルはこちら。
メモリーサポーターの「検索ページ」の上の方には、「検索項目」が左から順に、
「カテゴリー」「シリーズ」「翻訳元言語」「翻訳先言語」「事象発生日」「ユーザー達成度」「ユーザー評価」「記事評価」
と並んでおり、任意の「検索条件」を選択して「検索」ボタンを押すと、
検索条件に合致する記事の一覧が出てきます。
「ユーザー達成度」「ユーザー評価」は、ユーザーが各記事中で過去に行ったものですので、ログインしていないと使用できません。
複数の条件を選択するには、「Ctrl」キーを押しながらクリックします。
「全部」を選択すると、「全ての条件」を選択する、つまりその「検索項目」を検索条件として使用しないことになります。
日本人の皆さんが英語を学習するなら、「翻訳先言語」に「English」と「Japanese」を選択してください。
なお、英語、日本語、中国語には複数の選択肢があります。
現代英語:「English」 古典英語:「English(Classic)」
現代日本語:「Japanese」 古典日本語:「Japanese(Classic)」
現代簡体字中国標準語:「Mandarin(Simplified)」 現代繁体字中国標準語:「Mandarin(Traditional)」 古典繁体字中国標準語:「Mandarin(Classic)」
現代簡体字中国広東語「Cantonese(Simplified)」 現代繁体字中国広東語「Cantonese(Traditional)」 古典繁体字中国広東語:「Cantonese(Classic)」
「検索」ボタンの左下には、2つのボックスが並んでおり、左側が並び替えの第一条件、右側が第二条件となります。
「事象発生日」と「翻訳先言語」でソートすると便利です。
(言語は、英語=en、日本語=ja、中国語=zh、フランス語=fr、スペイン語=es、ロシア語=ru、などと表示されます。)
必要項目を選択したサンプルはこちら。
ほかに、記事のヘッドラインに含まれる文字で検索することができます。
例えば、安倍総理の演説をすべて表示するには、
ページの上の方にある「検索言語」に「Japanese」、「検索語句」に「安倍」と入力して「検索」ボタンを押してください。
例えば、トランプ大統領の演説をすべて表示するには、
「検索言語」に「English」、「検索語句」に「trump」と入力して「検索」ボタンを押してください。
(英語は大文字小文字の区別をしません。)
メモリーサポーターの自由な表示システム
上の節で述べたように記事を検索し、読みたい記事をクリックすると、「記事ページ」が表示されます。
ページの上の方に「表示言語」と表示され、その右に8つのドロップダウンリストが表示されます。
記事には、ここで選択した言語が、選択した順に上から、段落ごとに表示されます。
記事によっては、翻訳が無く原文だけのもの、多くの言語の翻訳が付いているものがあります。
言語の選択を解除したいときは、リストの一番上にある空白部分を選択してください。
左から順に表示されますが、詰める必要はありません。
8つのドロップダウンリストには、同じ言語を重複して選択することもできます。
メモリーサポーターを駆使して英語を学習する方法
私が愛用するお薦めの英語学習方法をお伝えします。
既に述べたように、「翻訳先言語」に英語と日本語を選択し、記事を検索します。
そこで読みたい記事を1つ選び、記事を表示します。
そして、「表示言語」には、「日本語」「英語」「英語」「英語」と選択して、日本語を1回、英語を3回表示させます。
次に、各段落の上にある「速度」ドロップダウンリストで、
日本語の速度=9、1回目の英語の速度=7、2回目の英語の速度=8、3回目の英語の速度=9、と選択します。
サンプルはこちら。
記事の一番上にある「朗読繰り返し」ドロップダウンリストで「50」を選択し、
記事ヘッドライン上にある「S▶」ボタンを押します。
(いくつか並んでいる「▶」ボタンは朗読ボタンで、マウスカーソルを重ねると説明文が表示されます。)
こうすると、1文ごとに、日本語を1回、英語を徐々に速度を上げて3回、
この記事の一番上から一番下まで、50回繰り返して読ませることができます。
このようにして、他の作業をしたりゲームをしたりしながら聞き流し、長時間英語に触れ自然と上達する訳です。
ちなみに、1週間に1時間ほどは、英語の段落の上にある「全解析」ボタン・「解析」ボタンを駆使して、単語や文法の読解をやり、
分からない単語を覚えながら、集中してしっかりと学習してください。
(これを精読と呼び、リスニング効果を上げるためにもとても重要です。)
そしてその後一週間、日本語を入れたり抜いたり、速さをいろいろと変え、その記事をひたすら聴きまくります。
「全解析」「解析」ボタンは、単語の意味を付けてくれるだけでなく、ログインしていれば、単語に枠を付けてあなたに復習を促してくれます。
その単語を覚えていれば左クリック、忘れていれば右クリック(又は2回左クリック)すると、
その単語の「記憶レベル」が上下し、
次回以降にその単語が出てきたときに、枠を付けて復習を促してくれます。
何度も復習するとどんどん忘れにくくなりますから、「記憶レベル」が高い単語は、次に枠が付くまでの時間が長くなります。
記事を閉じる前に、「保存」ボタンを押して今回の学習記録を保存してください。
記事を読むだけでは復習すべき単語が出てこないことも多いですから、機会を見て「単語帳」で単語を補いましょう。
リラックスして聞き流した時にも高い効果を得られるよう、
精読するときは集中してしっかり単語を覚えてくださいね。