演説・歴史

天皇陛下、終戦の日にお言葉「深い反省」-海外ニュースで英語を学ぶ

こんにちは。

 

今上陛下が天皇として初めて全国戦没者追悼式(8月15日日本武道館)にご出席され、約310万人の戦没者に黙祷を捧げられ、お言葉を賜いました。

 

私は、世界唯一のエンペラーとして、日本国民だけでなく人類すべてに対してのお言葉であるようにも感じます。

 

今回は、

  • 天皇陛下の終戦の日のお言葉「深い反省」
  • 関連する日本語記事で背景を把握しよう
  • 関連する英語記事で海外の反応を見よう
  • ニュースをコピペして英語を学習しよう

の順にご紹介します。

 

天皇陛下の終戦の日のお言葉「深い反省」

 

以下は「メモリーサポーター本体」における以下に陛下のお言葉と宮内庁による英語訳の全文をご紹介します。

(英語学習や聞き流しもできます。)

 

下記にお言葉の内容を引用します。

全国戦没者追悼式(令和元年8月15日 日本武道館)

本日,「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり,全国戦没者追悼式に臨み,さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします

Address by His Majesty the Emperor on the Occasion of the Memorial Ceremony for the War Dead (August 15, 2019)

On this Day to Commemorate the War Dead and Pray for Peace, my thoughts are with the numerous people who lost their precious lives in the last war and their bereaved families, as I attend this Memorial Ceremony for the War Dead with a deep and renewed sense of sorrow.

 

終戦以来74年,人々のたゆみない努力により,今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが,多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき,誠に感慨深いものがあります

Seventy-four years have passed since the end of the war. Our country today enjoys peace and prosperity, thanks to the ceaseless efforts made by the people of Japan. When I look back on the arduous steps taken by the people, I cannot help but be overcome with deep emotion.

 

戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ,ここに過去を顧み深い反省の上に立って,再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い,戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し,全国民と共に,心から追悼の意を表し,世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

Looking back on the long period of post-war peace, reflecting on our past and bearing in mind the feelings of deep remorse, I earnestly hope that the ravages of war will never again be repeated. Together with all of our people, I now pay my heartfelt tribute to all those who lost their lives in the war, both on the battlefields and elsewhere, and pray for world peace and for the continuing development of our country.

「tribute:(称賛・尊敬のしるしとしての)賛辞」ですので、この英訳だと「追悼」ではなく「顕彰」となってしまう気もしますが。

 

「天皇」は英語で「emperor」と訳され、世界で唯一のエンペラーです。

(辛亥革命、ロシア革命、第一次世界大戦などで「皇帝」は次々に姿を消しました。)

 

私が思うに、世界で唯一のエンペラーとして、天皇陛下が世界の人類全ての平和を語られたとしても不思議なことではありません。

 

下記のように補ったとしても、何ら違和感を伴わずに意味は通じます。

戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ,ここに(人類が過去を顧み深い反省の上に立って,再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い,戦陣に散り戦禍に倒れた(全世界の)人々に対し,全国民と共に,心から追悼の意を表し,世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

 

同じ文章でも天皇陛下のお言葉だと、感慨深さが違いますね。

 

 

関連する日本語記事で背景を把握しよう

 

関連する日本語の記事をいくつか読み、お言葉の背景や意義を見てみましょう。

 

お言葉では、昨年までの上皇陛下のものをほぼ踏襲されました。

 

陛下は戦後生まれですので、戦争を直接お知りになっておらず、戦争責任ともご無縁でいらっしゃいますが、

世界唯一の「皇帝」としてかどうかは分かりませんが、世界の平和を願い、日本がその先頭に立とうというご意志が感じられます。

 

 

関連する英語記事で海外の反応を見よう

 

イギリスメディアのロイター通信です。

短めの記事なので深く書いていないのかもしれませんが、事実を淡々と書いている印象です。

 

インドメディアのデカン・ヘラルドです。

安倍首相をナショナリストとして批判的に書いて、天皇陛下を平和主義者として称賛しているリベラル派のありきたりの記事のように見受けます。

 

中国メディアのチャイナ・デイリーです。

捏造した都合のよい歴史観から都合よく書いている典型的な中国の記事だと感じました。

 

ニュースをコピペして英語を学習しよう

 

このページの上部タブにある「メモリーサポーター本体」を開いて「テキスト貼り付け」を選ぶと、

お好きなテキストをコピペして学習するための「貼り付けページ」が出てきます。

 

英語に限らず、100ヵ国語以上の言語を貼り付け、皆さんのデバイスに音声があれば朗読させることができ、

数十か国語に対応したデフォルトの辞書が設定されており、他のネット辞書に変えることもできます。

 

使い方の詳しい説明はこちらです。

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