こんにちは。
今回は、
- 有名なスピーチを使って学習するメリット
- スピーチを学習に使うために必要な機能
- 実際にスピーチを使って学習する方法
をご紹介します。
有名なスピーチを使って学習するメリット
英語や中国語に限らず、歴史的に有名なスピーチはたくさんある訳ですが、
スピーチにしろ歴史的イベントにしろ、それが行われたときは歴史的かどうかは分からないものです。
後世の人たちが後から振り返り、それらを歴史的だと評価し、歴史として記憶され記録される訳です。
ですから、歴史的なスピーチというものは、素晴らしいものだけが淘汰されて有名になり今に至る迄残っているのです。
そんな訳で歴史的なスピーチを私たちが読むと、生の歴史を知ることができて内容も素晴らしく、
一般的な文章を読むのに比べてずっと大きな感慨や感動を感じることができ、
好奇心が刺激されモチベーションが上がります。
モチベーションが高ければ学習効果が高いのは、今さら言うまでもありませんよね。
スピーチを学習に使うために必要な機能
高度な検索機能が必要な訳
歴史的な有名なスピーチがいくらたくさんあったとしても、
「その中で私たちが読みたいものをどうやって探すのか」が最も重要なことです。
歴史的なあるイベントについて興味を持っているとしても、
その名称や起こった年月日によって検索できなければ、簡単にたどり着くことができません。
日本語を話すユーザーが英語を学習する時には、スピーチの原文や翻訳文に日本語と英語がなければならず、
それに合致するスピーチだけを抽出できなければなりません。
また、
- スピーチをユーザーが評価したり
- 学習して理解が進んだかどうかを記録したり
- 他のユーザーの評価を考慮して
これらを後々の検索の条件に入れることができると非常に便利です。
スピーチを使って効率的に学習するには、このようなシステムを備えた高度な検索機能を備えている必要があるのです。
日本語と多言語の見比べ機能とその他
その他に、より効率よく学習するには、
学習する言語と日本語の文章を見比べて学習するために段落ごとに並んで表示されていることや、
単語の意味をワンクリックで表示させたりネット辞書とリンクさせることも必要です。
また、リスニングを行う時に知らない単語をできるだけ減らすため、
単語帳と連動させて一括して単語を学習できると非常に便利です。
実際にスピーチを使って学習する方法
これまでに述べた機能がすべてあり、更に高度な復習システムを備えているのが、
「多言語学習サイト・メモリーサポーター」です。
「メモリーサポーター」は無料で使うことができ、
米グーグル社が提供する無料ブラウザであるグーグルクロムの機能を利用して、
最大10段階の速度で朗読させることができます。
(「メモリーサポーター」はグーグルクロム専用となっています。)
学習時により効率を上げる解析機能
「メモリーサポーター」が備えている更に高度な機能として「解析」機能があります。
英文を例に挙げて「解析」機能をご説明します。
まず、「解析」機能により英文を単語1つ1つに分け、それぞれの単語について単語の原形を求め、
その単語1つ1つについて、
その単語自身の使用頻度や重要性を考慮した「単語レベル」により文字を色分けします。
また、単語をクリックすると一瞬でその意味が表示されるように、
単語1つ1つに予めその意味を付与します。
次に、ユーザー1人1人の過去の学習データを参照し、
その単語1つ1つについてそのユーザーがどの程度記憶しているかを表す「記憶レベル」と、
最後にユーザーがその単語にアクセスした時間から現在までの「経過時間」を計算し、
その単語がどれくらい記憶しやすいかを数値化した「記憶難易度」も考慮し、
記憶が時間とともに薄れていく様子をグラフ化した「忘却曲線」を利用して、
ユーザーが忘れそうな単語に枠を付けて復習を促してくれます。
また、「記憶レベル」により枠内を色分けします。
ユーザーはその単語を十文に覚えているか覚えていないかによって、
枠を消したり黒くしたりして「記憶レベル」を上下させることにより、
次回以降の学習時に『どれくらい「経過時間」が過ぎれば再び枠を付けるか』を決め、
より適切な時期にユーザーが復習できるようにします。
有名なスピーチを検索して学習する手順
「メモリーサポーター」で有名なスピーチを検索して英語を学習する手順を、
図と説明を交えてご紹介します。
手順1
下図のように、このページの上の「メモリーサポーター本体」タブにある「(母国語)日本語」をクリックする。
手順2
下図のように、「記事を検索」をクリックする。
手順3
下図でオレンジ色部分の6つのタブの中で「記事」をクリックし、
「翻訳先言語」で「Ctrl」キーを押しながらクリックして「English」と「Japanese」を選択し、
水色部分の「検索」ボタンをクリックする。
(注意)「全部」を選択すると、その検索条件のすべての項目を選択したことになり、
すなわちその検索条件を使わないことになります。
(参考)スピーチのヘッドラインに含まれる文字も検索条件に入れたい時は、
上図の紫色部分で、「検索言語」に検索したいヘッドラインの言語を選択し、
「検索語句」に検索文字を入れてください。
手順4
上図のピンク色部分の左側に「事象発生日」を選択すると、
スピーチが行われた順に並び替えることができます。
お好きなスピーチをクリックし、スピーチを記事形式で表示させる。
(右側に「翻訳先言語」を選んだ場合、英語は「en」、日本語は「ja」、中国語は「zh」と表示されます。)
手順5
下図の水色部分の「表示言語」の右にある8つのドロップダウンリストに、
緑部分に表示されている「翻訳先言語」にある言語の中から、表示したい言語を選択し、
左から選択した順に、記事中に段落ごとに上から表示する。
(詰める必要はありません。)
表示を取りやめたい場合は、ピンク色部分のように空白部分を選択してください。
上図で黄緑色部分の「▶」のボタン群は朗読ボタンで、
マウスカーソルを重ねると機能が表示されます。
紫部分の「朗読繰り返し」では、朗読を何回繰り返すかが設定でき、
何十分もぶっ通しで朗読させて聞き流す時などに使います。
手順6
上図の青色部分の「解析条件」ボタンで覚えたい単語のレベルを設定し、
オレンジ色部分の「全解析」ボタン又は「解析」ボタンを押す。
(現在は解析機能は英語のみとなっています。)
(解析条件は次回に繰り越されます。)
(「全解析」ボタンは第一段落の上だけにあり、全ての段落を解析します。)
ログインしている場合は、
茶色部分の「ユーザー達成度」では学習達成度を、「ユーザー評価」では記事の評価を選択することができ、
後の検索時にそれを検索条件に入れて検索することができます。
手順7
下図は一番最後の英語の段落の「解析」ボタンを押した場合で、
ログイン時にはユーザーが復習すべき単語に枠が付いています。
始めは黄色部分のように灰色の枠が付いており、
その単語を十分に覚えていたら左クリックし(灰色部分のように枠が消える)、
その単語を十分に覚えていなければ右クリックする(茶色部分のように枠が黒くなる)。
この操作によりその単語の「記憶レベル」が上下し、次回以降の枠付けに反映されます。
手順8
英語の段落にはオレンジ色部分のように、「Weblio英和辞典」「英辞郎」「Cuerbo英和辞典」「Oxford英英辞典」がデフォルトで設定されており、
日本語の段落には緑色部分のように、「goo辞書」「Weblio類語辞典」「Weblio(国語)辞典」がデフォルトで設定されています。
紫色部分のように文の一部を選択した状態で、又は単語をクリックした後に、辞書ボタンを押し、
文字を自動入力させてネット辞書を表示させる。
また、下に単語帳が表示され、
- 単語を表示して意味を空白する
- 単語を空白にして意味を表示する
- 単語と意味を両方表示する
の3つの方式で表示することができ、空白部分はクリックすると赤色部分のように表示されます。
青色部分は単語帳を朗読するボタン群で、マウスカーソルを重ねると機能が表示されます。
手順9
次回以降に今回の学習を持ちこして反映させたい場合は、
忘れずに「単語を保存」ボタンを押して保存する。
最後に
始めは少々使い方が難しいかもしれませんが、慣れるとボタン一つで様々な機能を使うことができます。
メモリーサポーターを活用して、たくさんスピーチを読み、効率的に学習してください。