こんにちは。
感動的な文を読むと、学習だけに限らず全てのことに対してモチベーションがあがりますよね。
今回は、歴史イベントや歴史エピソードを読んでモチベーションを高めながら、効率的に英語を学習する方法をお伝えします。
より効率的に英語を学習する方法
私自身の経験や理論から、より効率的に学習するために必要なことは、下記の3つです。
- 感動的な文章を使う
- 聞き流すのに便利
- 適切な時期に復習する
これらを実践するための方法を書いてみます。
①モチベーションが上がると集中力も上がって記憶が定着しやすくなるため、
興味のある内容の文章や感動的な文章を教材として使う。
このため、検索システムを充実させ、ユーザー自身がコピペして使うこともできるようにする。
(ほとんどの場合、ユーザーが本当に読みたいと思う文章には著作権が存在するが、ユーザー自身の手によるコピペはこの問題を解決する。)
②長い時間英語に触れることも記憶を定着させるのに有効なため、
ユーザーが他の作業をしたり遊びながらできるよう、朗読させ聞き流すための機能を充実させる。
このため、言語ごと・段落ごと・文章ごとに、多数の言語(最低限必要なのは、英語と母国語)を各々速さを自由に変えて、交互に読ませられるようにする。
また、同じ言語でも速度を変えて何度も読ませられるようにしたり、何時間も連続で読ませられるようにする。
③「忘れそうで忘れていない適切な時期」に復習することが最も効率が高いので、
適切な時期に復習すべき単語に枠を付け、単語帳と連動させる。
このため、ユーザーのレベルや学習実績を加味して英語を「解析」するシステムを作る。
単語やユーザーの母国語により、覚えやすい・忘れにくい単語と、覚えにくい・忘れやすい単語があることも考慮しなければならない。
歴史を読んで英語を学習するメリット
私はもともと理系で自称プログラマーなのですが、政治や歴史が特に好きで、
作業などをしながらYoutubeなどでニュース解説を聴いたり、
パソコンやスマホでニュースサイトを読んだりしています。
仕事ではなく趣味になっているので、毎日数時間、年間にすると1000時間から2000時間にもなります。
そして常々残念に思っています。
「英語の翻訳や朗読が付いていて少しでも英語学習ができていれば、どれだけ英語が上達しただろうか」と。
前の章では、より効率的に学習するために必要なこととそのための方法として3つ挙げました。
歴史イベント(エピソード)を読んで英語を学習すると、そのうち2つに大きなメリットがあります。
「①感動的な文章を使う」について考えますと、
歴史エピソードには感動的なものが多い、
というより重要で感動的なものだけが歴史エピソードとなったと言えますから、まさに最適です。
「②聞き流すのに便利」について考えますと、
歴史イベントなら、繰り返し聴いて暗記するレベルに達しても、
そもそも価値ある文章ですから知識としても無駄になりません。
歴史好きな人にお薦めの英語学習方法
そして、「③適切な時期に復習する」を実現するため、私が発案して特許を取り、
数年かけて実現したのが、多言語学習サイト・メモリーサポーターなのです。
言語1つ1つ、ユーザー1人1人、単語1つ1つについて、
サイト内の全てにおいて、「クリック時刻」や「単語の難易度」や「記憶レベル」など様々なデータを共有して蓄積し、
「忘却曲線」を用いた計算により、
「忘れそうで忘れていない最適な時間」に文中で枠を付けたり、単語帳で出題したりして、ユーザーに復習を促します。
メモリーサポーターでは現在約2000本の記事を収蔵しており、日々コンテンツを追加し、無料で公開しています。
機械翻訳はずいぶん発達したとはいえ、まだ語学学習に使えるほどではありませんから、
メモリーサポーターでは機械翻訳は一切使っていません。
英語や中国語を中心に、信頼できる翻訳文を探したり自力で依頼して翻訳してもらい、
学習しやすいよう段落ごとに対応させています。
私の苦労して作ったものを少しでも多くの人に有効利用してもらうことで社会貢献ができ、
結果として生活の糧にできれば、これほどの幸せはありません。
教科書では分からない日本の歴史
歴史は勝者が作るものです。
勝った者だけが権力を握って何が正しいのか決められるのですから、
この真理は古今東西を問わず常に正しいものです。
終戦直後から日本をおよそ6年間占領統治したGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、
終戦直後から公職追放を行い、
占領統治に都合の悪い要職にあった人たちを20万人以上も職場から追放しました。
残った勢力とその系譜を継ぐ者たち(敗戦利得者)がメディアや歴史界の主流派を形成し、
都合がよい試験制度を作り上げ都合のよい人材に後を継がせ、今日に至ります。
現在でも多くの教科書は、その都合のよい人材たちによって書かれています。
教科書に嘘は書いていないとしても、都合の悪いことを載せなければ、私たちは簡単に騙されます。
教科書は参考程度に留め、実際に当時に出された生の文章を読むことが、
公平な歴史を学ぶのに不可欠です。
あなた自身で何を読むのかを決め、当時の人たちが書いたものをあなた自身の目で読み、
英語を学びつつより公平な歴史を探していきましょう。
実際にメモリーサポーターで、歴史を読んで英語を学習してみよう
歴史イベントとして最も有名なものの1つといえば、1945年8月15日の昭和天皇による玉音放送です。
前日の8月14日に、日本政府は御前会議を開いて鈴木貫太郎首相が昭和天皇の判断を仰ぎ、
7月26日に連合国から示されていたポツダム宣言を受諾をして降伏することを最終決定し(いわゆるご聖断)、
大東亜戦争終結ノ詔書が出されました。
この詔書は昭和天皇ご自身により、8月14日に録音されました。
降伏に反対する軍の一部が録音盤を取りに皇居に乱入し、あわや録音盤が奪われそうになりましたが、
なんとか事なきを得、8月15日にラジオで放送され、国民が終戦を知りました。
記事タイトルで記事を検索する
こちらがメモリーサポーター本体です。
上図の赤色部分に「検索言語」とありますので、「Japanese」を選び、
水色部分のテキストボックスに「玉音放送」と入力し、
緑色部分の「検索」ボタンを押してください。
すると、 「大東亜戦争終結の詔書(玉音放送)」という記事が出てきたと思いますので、クリックしてください。
表示された記事で、好きな言語を表示する
上図の緑色部分に「翻訳先言語 English, Japanese, Japanese(Classic), Mandarin(Classic)」という文字が見えるでしょう。
この記事には、「英語、日本語、日本語古語、中国北京語古語の原文・翻訳が付いています」という意味です。
(「大東亞戰爭終結ノ詔書(大東亜戦争終結の詔書)」は戦前の言葉遣いで旧漢字と片仮名だけで書かれており、日本語古語に分類しています。)
水色部分の「事象発生日」は、この記事の対象(大東亜戦争終結の詔書)ができた日付を表しています。
玉音放送は8月15日でしたが、詔書は前日だったんですね。
赤色部分に「表示言語」という文字があり、その右に8つドロップダウンリストが並んでいます。
表示したい順番に表示したい言語を、左から順番に選択します。
表示したくないときは、選択肢の中の空白部分を選択します。
ここで選択した言語の文章が、選択した順番に、段落ごとに交互に表示されます。
日本語の段落を先に表示し、その下に英語の段落を表示させてみましょう。
8つ並んでいる「表示言語」のドロップダウンリストで、左から順に「Japanese」「English」と選択してみてください。
(詰めなくても構いません。)
記事内の文章を朗読させてみましょう
メモリーサポーターは「グーグルクロム」専用です。
「グーグルクロム」の音声機能を使って、朗読させるからです。
上図の紫色部分の、各段落の上の▶が付いているボタン群が朗読ボタンです。
朗読ボタン群の左にある「速度」が朗読速度です。
大きい程速く、0から9まで設定できますが、大きすぎると朗読できない場合もあります。
S▶:一文ずつ交互に読む
PL▶:一段落ずつ交互に読む
L▶:その言語の段落を全て読む
P▶:その段落の言語を全て読む
▶:その段落だけ読む
||/▶:一時停止と再開
■:キャンセル
朗読時の注意点は下記の通りです。
- 英語・中国語の朗読は素晴らしい。
- 日本語の朗読は学習に不適なレベルであり、日本人が意味を知るための利用に留めるべき。
- 私のアンドロイドの日本製スマホだと、約36ヵ国語を朗読可能。
- パソコンよりもスマホが上手に読むことが多い。
- iOS(アイフォン、アイパッド)では不具合が発生する場合がある。
- 「グーグルクロム」のバージョンや地域によって、朗読の可否や速度や流暢さが変わってくる。
- 古典日本語(Japanese(Classic))の朗読は、現代日本語(Japanese)と共通の部分しかできない。
その他の便利機能
上図の茶色部分で、記事のヘッドライン(タイトル)の右に「*」マークがあり、これは記事のソースのリンクです。
この記事のリンクの1つに実際に行われた玉音放送のビデオがありますので、ぜひ聴いてみてください。
ピンク色部分の、朗読ボタン群の右に4つ並んでいるのは「辞書」ボタンです。
英文の場合は、デフォルトで「Weblio英和辞典」「英辞郎」「Cuerbo英和辞典」「Oxford英英辞典」が表示されます。
英語でなく他の言語の場合や、母国語が日本語でない場合は、それぞれに対応する辞書が表示されます。
文章の一部を選択した後に左クリックすれば、該当する辞書に単語が入力されて、別タブで出てきます。
「辞書」ボタンを右クリックすれば、辞書のURLを入力する画面が出てきて、
デフォルトの辞書から好きな辞書に変えることができます。
オレンジ色部分には、英語を表示させている場合、英語の各段落の上に「解析」ボタンがあり、これを押すと該当段落の英文が解析されます。
現在「解析」は英語と一部学習記事での中国語のみに対応しています。
解析とは、単語に分解されて母国語(日本語)の意味がつく、ログインしていれば必要なら復習を促す枠が付く、ことです。
枠が付いたら、その単語を覚えていたら左クリック1回、忘れていたら右クリック1回(左クリック2回)してください。
同じ記事内では、同じ単語(別の活用形でも)すべてに操作が及びます。
同じ単語が次回以降に出てきたときに、枠が付くかどうかに反映されます。
初めの段落の上には「全解析」ボタンがあります。
多少時間がかかりますが、記事の初めから終わりまで全ての英文を一度に解析することができます。
詳しい説明はここでは省きましたが、ぜひメモリーサポーターを活用し、皆さんの語学学習にお役立てください。