こんにちは。
今回は記憶について考えてみましょう。
忘却曲線について
物事を効率的に覚えるには、適切な時間に復習を繰り返すことが重要です。
上の画像は忘却曲線です。記憶は時間とともに指数関数的に減少します。
興味のある方は、「エビングハウスの忘却曲線」などで検索してみてください。
十分覚えているのに復習するのは時間の無駄ですし、
すっかり忘れてしまってから復習するのは辞書を引きなおす必要があったりと大変な労力です。
ですから、忘れそうで忘れていない適切な時期に繰り返し復習することにより、効率的に記憶に定着します。
(上図の「Memorizing Zone」)
しかし、この忘れそうで忘れていない適切な時間を計算するのは簡単ではありません。
”internet”などの日本語で外来語として使われている単語は忘れにくいため、
学習者が日本人なら復習するまでの時間を長くしても大丈夫ですが、
逆に日本人だからものすごく覚えにくい単語も存在するはずです。
メモリーサポーターでは単語1つ1つにつき、ユーザーの母国語別の統計を駆使して時間を計算しています。
当社はすでに日本特許庁で特許を取得し他数か国でも手続きをしており、
当社特許システムを使ったメモリーサポーターは日本唯一のシステムと断言できます。
「覚えた単語は省きたいけど忘れてしまうのが怖い」
覚えた単語はどんどん省き、覚えていない単語を集中的に学習したいものです。
しかし、覚えたものでも時間が経つと忘れていきますので、すっかり忘れてしまう前に復習したいですよね。
メモリーサポーターではユーザー1人1人の、単語1つ1つについて、
「前回からの経過時間」や「単語を記憶する難易度」や「記憶レベル」などのデータを基に計算し、
文中で解析時に枠を付けたり、
単語帳で優先的に出題したりし、
ユーザーが適切な時期に復習するのをサポートしてくれます。
ユーザーはそれらの枠を、覚えていれば左クリックして消し、覚えていなければ右クリック(又は左クリック2回)して黒くします。
この操作により、ユーザーごとに単語1つ1つについて記録された「記憶レベル」が上下します。
もちろんこの「記憶レベル」は該当単語の、文中で解析時に枠が付くか、単語帳に優先的に出てくるか、に大きく影響します。
省いた単語がどのように再び出てくるのか
ユーザーが文中で「解析」ボタンを押したり単語帳で単語を呼び出したとき、
そのユーザーのその単語の「記憶レベル」や、”その母国語話者がその単語をどの程度忘れやすいか”、
などを加味してコンピュータが時間を計算し、
始めての単語であったり、前回その単語が出てきてから現在までの経過時間がこの時間より長ければ、
文中で枠が付いたり単語帳に優先的に出てきます。
メモリーサポーターには主に下記ような3つの学習方法があります。詳しくはこちら。
- ①内蔵された記事を検索して読む
- ②好きな文をコピペしたり編集して読む
- ③単語帳
これら全てにおいて、「記憶レベル」などの単語のデータは共通して取り扱われ、包括的に学習することができます。
単語帳で行った操作は、記事や貼り付けの文中でもちゃんと反映され、逆もまた然りです。
メモリーサポーターの単語帳の特長
メモリーサポーターの単語帳はこちら。
単語帳には上の段落で述べたような適切な時期に当たる単語が優先的に出てきて、
単語帳での操作は英文を読む時にも包括的に反映される訳ですが、
単語帳本体には主に下記ような3つの機能があります。詳しくはこちら。
①出力対象とする単語の分類法(Word Level: 単語自体の難易度による分類、School Level: 学校でいつ習うかによる分類)と、
その分類法によるレベル(複数可)を設定できる。
②単語を表示して意味を空白にする、単語を空白にして意味を表示する、両方表示する、の3種類の表示方法があり、
空白部分をクリックすると該当部分が表示される。
③単語だけを順番に読ませる(全て OR 枠付きだけ)、単語と意味を交互に順番に読ませる(全て OR 枠付きだけ)、ことができる。
これらの特長を生かし、予習や復習、聞き流しに大いに活用してください。
単語帳を文中でも包括的に活用できるのはメモリーサポーターだけ
実は、単語帳の中で忘却曲線などを使い、ユーザーが単語を忘れた頃にまた出してくれる単語帳アプリは他にもあります。
しかし、多数の内蔵記事を持っていて、
その記事の文中やユーザーがよそからコピペしてきた文中においても、単語帳と連動してその単語が出てきた時に復習を促してくれる、
包括的な機能があるのはメモリーサポーターだけです。
内蔵記事やコピペ文において、「解析」ボタンを押して英文を解析すると、
ユーザーが覚えるべき単語だけを単語帳として下に出力する機能もあります。
もちろん単語帳単体と同様の種々の機能が使えます。
メモリーサポーターは多言語学習サイトであり、
世界中の人が外国語(特に英語)を勉強するために作られています。
例えば、母国語を中国語(Mandarin)にすると中国語表示になり、表示される辞書は当該言語から母国語へのものとなります。
例えば、英語が選択されユーザーの母国語が日本語なら、英日辞典や英英辞典での意味が表示されます。
中国語が選択されユーザーの母国語が日本語なら、中日辞典や中中辞典での意味が表示されます。
多言語学習サイトですから、英語と日本語だけでなく中国語その他なども同時に表示させて、多言語をいっぺんに学習することもできます。
前述にように、ユーザーの母国語によって同じ単語でも忘れにくさに差があり、
メモリーサポーターでは、「忘却曲線」だけでなく単語個々の特徴も加味されて復習すべき単語に枠が付きます。
メモリーサポーターの単語帳は、
このページの上の「メモリーサポーター本体」タブ
⇒ 「(母国語)日本語」をクリック
⇒ 「単語帳」をクリック
すると使うことができます。
メモリーサポーターは、元々私自身が使うためにどうやったら効率的に学習できるか長年のアイデアを具体化したものです。
現在メモリーサポーターのシステムは、すべて無料で公開しています。
皆さんもぜひご活用ください。