こんにちは。
今回は、天皇陛下のご譲位・ご即位から新時代「令和」の開始に伴う一連の出来事について、
- ご譲位とご即位のあらまし
- 世界で唯一のエンペラー
- 皇位の継承問題について
- 海外における報道
- 英語ニュースをコピペして学ぶ方法
に焦点を当ててご紹介します。
後の方の章で詳述しますが、今回のメインの検索リンクはこちらです。
旧天皇ご譲位と新天皇ご即位のあらまし
約一カ月前の4月1日に「令和」という新元号が発表され、
4月30日に旧天皇である明仁(あきひと)天皇がご譲位されて上皇となられ、
5月1日に徳仁(なるひと)皇太子がご即位されて新天皇となられました。
(「平成天皇」「令和天皇」は崩御された後の諡(おくりな)ですので、生前には現天皇という意味の「今上陛下」「今上天皇」を使います。)
それとともに、元号も平成から令和に改元され、新時代「令和」が開始しました。
5月1日に行われた「即位後朝見の儀」で、今上陛下は「国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します」とおっしゃいました。
前回の御代(みよ)変わりの折は昭和天皇のご崩御に伴うものでしたので、
数々の行事が自粛され「平成」という新時代を祝うということはほとんどありませんでした。
今回の新時代「令和」の開始は現上皇のご譲位に伴うもので、
ちょうどゴールデンウィークと重なっていることもあり、
日本全体が祝賀ムードに包まれています。
明仁上皇は1933年(昭和8年)12月23日生まれの85歳、
美智子上皇后は 1934年(昭和9年)10月20日生まれの84歳です。
徳仁新天皇は1960年(昭和35年)2月23日生まれの59歳、
雅子皇后は1963年(昭和38年)12月9日生まれの55歳です。
徳仁新天皇ご夫妻にはお一人のご皇子・ご皇女がいらっしゃり、
ご皇女の愛子内親王は2001年12月1日生まれの17歳です。
世界で唯一のエンペラー
「天皇」は英語で「Emperor」と訳され、「皇居」は「Imperial Palace」と訳されます。
1911年~1912年の辛亥革命で大清帝国が滅び、
1914年~1918年の第一次世界大戦に伴い、
- 1917年にロシア帝国が、
- 1918年にドイツ帝国が、
- 1918年にオーストリア=ハンガリー帝国が、
- 1923年にオスマン(トルコ)帝国が
滅びました。
1974年にはエチオピア帝国が軍事クーデターで滅び、
イギリス王室やその他世界中の王室では「国王(King)」と呼びますので、
現在世界中で「皇帝(Emperor)」と呼ばれるのは日本の天皇陛下ただ1人となりました。
皇統の継承問題について
徳仁新天皇は、紀元前660年に即位されたとされる初代神武天皇から数えて126代目の天皇です。
現在までの126代において一人の例外も無く、
男系継承(父系継承とも呼び、父親を辿れば神武天皇に辿り着く)のみで皇位が受け継がれてきました。
(古事記・日本書紀に書いてあるものの、6世紀初の第26代継体天皇より前は実在が証明されていないとの考えが有力です。)
ちなみに神武天皇以来、下記の8人10代の男系女性天皇がいらっしゃり、いずれも独身で即位なさりその後生涯独身で通されました。
- 第33代推古天皇
- 第35代皇極天皇(=第37代斉明天皇)
- 第41代持統天皇
- 第43代元明天皇
- 第44代元正天皇
- 第46代孝謙天皇(=第48代称徳天皇)
- 第109代明正天皇
- 第117代後桜町天皇
徳仁新天皇にはご皇子がいらっしゃらず、ご皇女が愛子内親王ただお一人です。
男性皇族に限定すれば、皇位継承できるのは3方のみで、順位は下記となります。
- 1位 秋篠宮文仁(ふみひと)親王(1965年11月30日生)53歳(明仁上皇第2皇男子)
- 2位 悠仁(ひさひと)親王(2006年9月6日生)12歳(秋篠宮文仁親王第1男子)
- 3位 常陸宮正仁(まさひと)親王(1935年11月28日)83歳(昭和天皇第2皇男子)
そこで、悠仁親王に男子がご誕生しなければ皇統が途絶えてしまうと心配されているのです。
戦後すぐにGHQにより多くの宮家が廃止され、
それが大きな原因となり男系男子の皇族は現在3人だけとなってしまいました。
皇族ではなく民間人となっているものの、
皇位継承権を持つ男系男子は、少なくとも10人程度は判明しているとのことです。
徳仁新天皇のご皇女であられる愛子内親王は男系女子ですから、
「皇室典範 第1条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」とあるものの、
伝統的には皇位継承権があります。
しかし将来、仮に悠仁親王にご子息が誕生しなかった場合、
”悠仁親王のご息女や愛子内親王のご子息・ご息女を差し置いて、
血筋のずいぶん離れた民間の男系男子に継承していただく”
のが国民感情からしてどうかということが、
”伝統継承派”と”女系容認派”に分かれて大きな議論となっています。
一つ忘れてはならないのは、女系継承のできる血統を持った人は1人も判明していない、ということです。
つまり、母親を辿れば初代神武天皇の母(或いは実在した古代の女帝)に辿り着く人は、おそらく日本国民に100人ほどいらっしゃるでしょうが、誰なのか分からないことです。
(当時の女性の人口を130万人と仮定した場合、渡来人を考えなければ、私たちの母親を辿って行きつく1人の女性の先祖が該当するのは、ざっと130万分の1の確率となります。)
古代からの女系継承は既に不可能で、以後選択可能な選択肢は2つです。
- 約2600年(確実なだけで約1500年)続いてきた伝統的な男系継承を維持する。
- 男系継承の伝統を止めて”男女を問わない長子継承”に変える。(男系と女系のどちらでもよいと言う意味で、「雑系継承」と呼ぶ識者もいます。)
一度男系継承を止めてしまえば、二度と元に戻すことはできません。
もし男系継承ではなく雑系継承であったならば、
平安時代の藤原氏や戦国時代の織田氏が天皇の長女を娶り、
藤原氏や織田氏が天皇となっていた可能性が高かったでしょう。
そもそも一般国民と皇族が”不平等”である皇室制度に”男女平等”を持ち込むのがそもそも意味が無く、
そんなに”平等”が必要なら、立憲君主制を謳う日本国憲法の「第一章 天皇」の部分を根本から改憲し、
大統領制にでもすべきだということになります。
私たち現在の世代の、大手メディアに操作された世論選挙で、
ましてや選挙も経ていない「有識者」会議で、
祖先たちが何千年も継承してきたことを、
後付けの流行りの思想や党利党略のためにぶち壊してよいものでしょうか。
宣伝工作に乗せられず、冷静に考えることを忘れないようにしたいですね。
人の一生の問題ですから強制できる訳もありませんが、
最善の方法は、現在の天皇と血筋の近い男系でない女性皇族が、
民間人となっており血縁も遠いものの男系の血筋を持った人と結婚し、
男系であり且つ血筋も近い人たちとして、
現皇室に寄り添っていくことだと思います。
ご譲位やご即位や令和開始の海外における報道
世界唯一の皇帝であり約30年ぶりの大行事であることからか、
海外で大きな関心を持って伝えられました。
メモリーサポーター本体の「リンク」タブでは、
私が毎日海外の大手メディアの英語ニュース何百本の中から、
- 日本に関係あるもの
- 日本人が読みたいであろうもの
をピックアップし、メディア名・カテゴリー・公開日などで分類し、
- ニュースのヘッドライン(タイトル)
- イメージ画像
- ニュースのURL
を公開しています。
3月末から4月初には「令和」が発表されたということで、日本の皇室に関する報道が一気に増えました。
4月末から5月初にはご譲位とご即位と令和の開始ということで、日本に関する報道はほぼ皇室一色となりました。
日本に関する記事数も大幅に増え、エンペラーの威信を見たというのが率直な感想です。
最新の技術立国、新興の観光立国としての日本とともに、
有史以来の伝統を受け継ぐ日本として、
世界中の人々が興味を持ってくれたであろうこと、
とても喜ばしいですね。
下記は、「メモリーサポーター本体」の「リンク」タブで、
記事の公開日を4月20日から5月10日とし、
検索言語を「English」にして、3つの検索ワードにそれぞれ入力して検索したものです。
※これらは英語ニュースを集めたもので、日本語訳はありません。
現在のところ、
- アメリカメディア:「(buzz feed)」「(cnn)」「(fox news)」「(huff post)」「(usa today)」「(vox)」
- イギリスメディア:「(bbc)」「(independent)」「(reuters)」
- インドメディア:「(deccan herald)」
- 台湾メディア:「(taipei times)」
- 中国メディア:「(china daily)」
- 韓国メディア:「(korea herald)」
- ロシアメディア:「(tass)」
を更新しており、検索言語に「English」、検索ワードに「(上記メディア名)」を入れて検索することができます。
日本に関するものや、日本人が読みたいであろうものだけをピックアップしており、
海外主要メディアを横断的に検索できますので、
お好きな英語記事を検索して、皆さんの英語学習に役立ててくださいね。
英語ニュースをコピペして学ぶ方法
- このサイトの上部の「メモリーサポーター本体」タブをクリック
- 「(母国語)日本語」をクリック
- 「START UP」をクリック
- 「テキストの貼り付け」をクリック
すると、「貼り付けページ」で皆さんのお好きな文章をコピペしたり編集することができます。
ログインしていると、コピペしたり編集した文章を、
- 保存したり
- 過去に保存したものを読み込んだり
- コードを設定して世界中で閲覧できるように公開したり
- 他ユーザーが公開したものをコードで検索したり
することもできます。
そしてこれらの文章を、他の記事と同じような形式で表示して学習に使うことができます。
- 「解析」ボタンで英文を単語に分け、単語に意味を付けたり、ログインしていると復習すべき単語に枠を付けます。
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- 単語を選択していると「Weblio英和辞典」「英辞郎」「Cuerbo英和辞典」「Oxford英英辞典」ボタンで辞書の該当ページを表示できます。
「リンク」タブでお好きな英語ニュースを検索し、それを「貼り付けページ」に貼り付け、
1時間程度かけて「解析」機能、「朗読」機能、「辞書」機能を駆使して精読し、
その後一週間、速さを徐々に速くして聞きまくりましょう!
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