学習・方法

エンジニアや医者の方へ!英語論文を読むのをサポートするサイト

 

こんにちは。

今回は、無料で使える「多言語学習サイト・メモリーサポーター」の「貼り付けページ」を使って、

英語を始めとする多様な言語の論文を、効率よく読むための機能や方法をご紹介します。

 

メモリーサポーターで論文を読む上での注意点

 

メモリーサポーターは会員登録をしてもしなくても、現在すべて無料で使えます。

(もちろん、WIFI環境下なら問題ないでしょうが、データ通信費はかかります。)

 

最大の注意点は、朗読機能がグーグルクロムに依存していることから、

米グーグル社の無料ブラウザ「グーグルクロム」専用であるということです。

また、グーグルクロムのバージョンや地域により、朗読できる言語の数や朗読の質・速さが変わってきます。

 

エンジニアや医者が英語論文を読むためのサポート機能

 

赤下線でOCRソフトの認識ミスを指摘してくれる

論文が紙や画像のデータの場合、OCRソフトなどによってテキスト化します。

「貼り付けページ」のテキストエリアにペーストした時に、

英語の綴りが間違っていたり一般的でない単語の場合、赤下線を引いて注意を促してくれます。

赤下線がある単語を中心にOCRソフトがうまく認識したかチェックすることで、効率が大幅にあがります。

 

コピペして送信ボタンを押すと記事形式で出力される

 

「メモリーサポーター」の「貼り付けページ」には、大きなテキストエリアが1つといろいろなボタンが並んでいます。

テキストエリア左にある「張り付ける言語」に張り付ける言語を選び、テキストエリアにテキストを張り付け、その下にある「送信」ボタンを押すと、記事形式でテキストが出力されます。

「段落」「言語」などのボタンを使って[Paragraph][Language:言語番号]などのコードを入れると、

複数言語でテキストを出力することができます。

(言語番号 英語=1、日本語=2)(テキストエリア下の「言語」ボタンで表示されます。)

 

英文を解析して便利な機能を提供する解析ボタン

 

第一段落の上にある「全解析」ボタンは全ての段落を、各段落の上にある「解析」ボタンはその段落だけを対象に、下記のような機能を持っています。

英文を単語に分解して意味を付与してくれる

英文を自動的に単語1つ1つに分け、それぞれに母国語での意味を付与してくれます。

解析後には既に意味が付与されているので、単語を選択すれば一瞬で意味が表示されます。

 

ログイン時には覚えるべき&復習すべき単語に枠を付けてくれる

ログイン時には、ユーザーごとに単語1つ1つについて記録されるデータを基に、前回ユーザーがその単語を操作してから現在までの時間より、システムが計算によって求めた時間が長い場合、ユーザーに復習を促すため枠を付けて表示します。

つまり、初めて出てくる単語であったり、ユーザーがその単語を忘れたのではないかと推測できる場合、その単語に枠を付け復習を促します。

ユーザーは枠が付いた単語を、覚えていれば左クリック、忘れていれば右クリック(2回左クリック)します。

それによりその単語の「記憶レベル」が上下し、「記憶レベル」が上がるほど次回以降に枠が付くまでの時間が長くなります。

 

4つのネット辞書とリンクする辞書ボタン

 

各段落の上に4つの「辞書」ボタンがあり、段落が英語の場合は、

「Weblio英和辞典」「英辞郎」「Cuerbo英和辞典」「Oxford英英辞典」がデフォルトでリンクされています。

単語や熟語を選択した状態で「辞書」ボタンを押すと、ネット辞書に自動で入力されて表示されます。

他のネット辞書に変えたい場合は、「辞書」ボタンを右クリックしてその辞書のURLを入力してください。

 

様々な速度や方法で朗読してくれる朗読ボタン

 

各段落の上には「▶」がついたボタンがいくつかあり、

マウスカーソルを重ねるとその機能が表示され、

朗読速度はその左にある「速度」ボックスで指定できます。

 

「グーグルクロム」の機能により朗読させるため、

バージョンや地域により朗読できる言語やその速度が異なりますが、

私のアンドロイドスマホでは約36ヵ国語を朗読できます。

ワンクリックでコピーしてくれるコピーボタン

 

第一段落の上にある「全コピー」ボタンは全ての段落、各段落の上にある「コピー」ボタンはその段落を対象に、クリップボードにコピーすることができます。

 

ペーストした論文の保存・検索・読込が可能

保存

ログイン時には、「保存」を選択して「実行」ボタンを押すことにより、あなたのIDに関連付けて、最大20×20個のテキストを、データベースに保存することができます。

この時に「コード」に任意の文字を入力していて、以後ログイン時にその文字により検索して表示することができます。

「公開」にチェックを入れていると、世界中のユーザーがその文字により検索して表示することができ、「ボードのURLをクリップボードにコピー」ボタンを押すと、このデータを表示するためのURLがクリップボードにコピーされ、このURLからのリンクで世界中の人がユーザーでなくてもデータを記事形式で表示できます。

サンプルはこちら

 

検索

「コード」欄に文字を入力し「検索」を選択して「実行」ボタンを押すと、そのコードが存在すればそのデータが表示されます。

 

読込

ログイン時には、「読込」を選択して「実行」ボタンを押すことにより、過去に保存したテキストを、読み込むことができます。

 

論文をコピペして読む他にどんな使い方ができますか

 

「多言語学習サイト・メモリーサポーター」では、既に述べた好きな文章をコピペして使う以外にも主に2つの学習方法を提供しています。

約2100本の収録記事を検索して学習する

様々な検索条件で収録記事を検索し、多言語を同時に学習することができます。

英語を学習する時は、「翻訳先言語」として「英語」「日本語」を選択して「検索」ボタンを押し、英語と日本語の翻訳が付いた記事だけのリストが表示されますので、お好きな記事で学習してください。

サンプルはこちら

 

単語帳を使って学習する(現在は英語のみ)

「貼り付け」ページで、覚える対象とする英単語のレベルが設定し保存できます。

その対象になった英単語で、あなたが優先的に覚えるべき単語が、以下の3種類任意の表示方法で単語帳形式で表示されます。

  • 単語だけ表示して意味を空欄にし、クリックすると意味が表示される方式
  • 意味だけ表示して単語を空欄にし、クリックすると単語が表示される方式
  • 単語と意味と両方が表示される方式

単語帳の上にある「▶」表示のある朗読ボタン群をクリックすると、英単語と日本語の意味を交互に順番に読ませることができます。

サンプルはこちら

 

英語以外にどんな言語の論文をサポートできますか

 

英語以外では「解析」ボタンは表示されず解析機能が使えませんが、

張り付け時に「張り付ける言語」欄で張り付けるテキストの言語を選択すれば、

「送信」ボタンを押してテキスト形式に表示した時に、

「張り付ける言語」から日本語へ対応するネット辞書が辞書ボタンに自動的にセットされます。

(母国語が「Japanese」の場合、数十ヵ国語の辞書がデフォルトで設定されています。)

 

段落中で実際に文字を選択した状態で「辞書」ボタンを押してください。

 

「▶」のある朗読ボタン群も、「貼り付け言語」が自動的にセットされます。

 

「貼り付けページ」と同じく、「グーグルクロム」のバージョンや地域によって異なりますが、私の日本製スマホでは34ヵ国語を朗読できます。

 

実際にサイトを使って英語の論文を読んでみよう

 

では、1つ1つ手順を追って使い方を実践してみます。

①お好きな英文をコピー。

②このページの上の「日本語」を右クリックして「新たなタブで開く」を選択。

③「文の貼り付け」をクリック。

④「張り付ける」言語に「English」を選択。

⑤大きなテキストエリアに英文をペースト。

⑥テキストエリア下の「送信」ボタンをクリック。

⑦第一段落上の「全解析」ボタンをクリック。

 

単語をクリックしたり、「辞書」ボタンや「▶」の朗読ボタン群を使って、いろいろといじってみてくださいね。

右上の「ログイン」ボタンでログインすると、単語に枠がついたり、下に単語帳が表示されたりと、更に機能が増えます。

 

 

メモリーサポーターは現在、会員登録してもしなくても無料で使えますから、ぜひ利用してみてくださいね。

詳しい使い方ページはこちら

 

 

メモリーサポーター本体へ

関連記事
Translate 1 »