時事・政治

韓国康京和外相の慰安婦問題の国連演説の全文を紹介!海外ニュースを英語で読む

 

(参照)韓国康京和外相の国連人権理事会での演説全文

[メモリーサポーター本体] Statement by South-Korean Foreign Minister, Kang Kyung-wha, at High-Level Segment of 40th Session of Human Rights Council

 

こんにちは。

韓国がまたやってくれました。

 

2015年12月28日に日韓両外相が記者会見で発表した、いはゆる「日韓慰安婦合意」、

皆さんは覚えておられますか?

 

その約束に反して、ムンジェイン大統領政府のカンギョンファ外交部長官が先日2019年2月25日、

国連人権理事会での演説で、日本を名指しはしなかったものの慰安婦問題に言及し、

韓国のこれまでの取り組みは「被害者中心のアプローチ」が大きく欠けていたと述べ、

「正義を願う被害者たちを支援する」と表明しました。

 

アメリカ政府の仲介により「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」した慰安婦合意を、

政権が変わってまたも覆した韓国という国をあなたは信用できますか?

 

 

これに関する主な日本語のニュース記事を挙げてみます。

 

[朝日新聞デジタル] 日本名指しせず慰安婦問題に言及 韓国外相、国連で演説

[日本経済新聞] 韓国外相「被害者中心でない」、元慰安婦への取り組み

[産経ニュース] 韓国外相、慰安婦問題「被害者中心に取り組む」 国連で演説

[朝日新聞デジタル] 日本が韓国に申し入れ 慰安婦問題、国連での言及に対し

 

 

いはゆる日韓慰安婦合意の内容とは

 

日本と韓国は、日米同盟・米韓同盟とアメリカを介して形式上は日韓は準同盟関係にあり、

対中国・対北朝鮮での安全保障で強い連携が必要とされることから、

日米韓三カ国の緊密な連携を望むオバマ大統領率いるアメリカ政府は、

日本と韓国、とりわけ韓国に強い圧力をかけていはゆる「慰安婦合意」を仲介しました。

 

 

合意発表直後には、

外国メディアでは一斉に”日本が慰安婦の強制連行や性奴隷状態を認めた”ように報道され、

日本の保守派の多くは、

  • ”政府が資金を拠出して強い言葉で謝罪することは、事実上強制連行や性奴隷状態を認めたと受け取られる”
  • “合意などしても韓国が約束を守るはずがない”

と強く反対したものでした。

 

 

合意の全文は「メモリーサポーター本体」の収録記事「日韓両外相共同記者発表(日韓慰安婦合意)」で見ていただくとして、

日韓両外相がメディア記者会見を開いて各々3つ世界に約束をしたことを、改めて確認します。

 

 

日本国 岸田文雄外務大臣 (当時は安倍晋三内閣)

 

(1)

慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している。

 

安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。

 

 

(2)

日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。

 

具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。

 

 

(3)

日本政府は上記を表明するとともに,上記(2)の措置を着実に実施するとの前提で,今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。

 

あわせて,日本政府は,韓国政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。

 

 

大韓民国 ユンビョンセ外交部長官 (当時はパククネ大統領)

 

(1)

韓国政府は,日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し,日本政府が上記1.(2)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で,今回の発表により,日本政府と共に,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は,日本政府の実施する措置に協力する。

 

 

(2)

韓国政府は,日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し,公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し,韓国政府としても,可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて,適切に解決されるよう努力する。

 

 

(3)

韓国政府は,今般日本政府の表明した措置が着実に実施されるとの前提で,日本政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。

 

 

私が考える韓国側の主張の根底

 

ユンビョンセ外相の言葉の抜粋

 

(1)韓国政府は,日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し,日本政府が上記1.(2)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で,今回の発表により,日本政府と共に,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は,日本政府の実施する措置に協力する。

 

 

「日本政府が上記1.(2)で表明した措置」とは

 

「(2)日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。

具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。」

 

韓国の我田引水

 

韓国が次のように日本側の約束を理解し報道して韓国国民もそのように理解してていると、私は考えています。

 

(日本は)”全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのためのあらゆる事業を行うこととする”

 

合意発表の文をありのままに読めば、

日本側は”10億円を出資して慰安婦に対する癒しの事業を行う”と約束しているのに対し、

韓国側は”韓国が望むあらゆる事業を日本側が行う”と約束したと偏向報道し、

それを韓国国民が真に受けているものと私は考えています。

 

 

合意後の韓国政府の行い

 

慰安婦合意違反の行為

(1)日本公館前の慰安婦像を全て撤去せず新たに設置する動き

⇒ 外国公館前での侮辱行為を禁じたウィーン条約違反、かつ事実でないことを宣伝

[産経ニュース] ソウルの慰安婦像「撤去不可に」 区が公共造形物に指定、続く条約違反

 

(2)慰安婦財団は一方的に解散

⇒ 「慰安婦合意」違反、かつ韓国内外の元慰安婦への癒し事業の責任を放棄する行為

[産経新聞] 安倍首相「韓国は責任ある対応を」、慰安婦財団「解散」発表に

 

(3)そして今回「国連等国際社会において慰安婦問題で非難・批判」

⇒ 「慰安婦合意」違反

[Jcastニュース] 慰安婦合意と矛盾? 韓国外相「正義を熱望する生存者を支援する」

 

どうして日本はこれほど約束を破られるのか

 

韓国の徹底した反日教育

 

当たり前ですが、自分たちが過去に世界で最も残虐な支配を受け奴隷にされて何十万人も殺されたと信じていれば、

相手に対して誠意を持って対応する必要はなく、約束も契約も損をしないかぎり守る必要がないと考えるでしょう。

 

子供でも分かる簡単な理屈です。

 

 

日本国憲法の制約で軍事的圧力が無い

 

これも当たり前の話ですが、国際社会は警察のいない社会のようなものなので、

相手から反撃されずこちらから一方的に攻撃できて利益を得られるなら、

道徳が無く利益だけしか考えない社会なら、

約束や契約を守って損をするなら守らないというごく自然な流れとなります。

 

子供でも分かる簡単な理屈です。

 

 

約束を破ってもあまり報復してこない

 

大昔から現在まで、日本は朝鮮半島に日常茶飯事として嘘をつかれ、

天皇陛下を「日王」と呼ぶなどの無礼を働かれてきました。

 

大昔ならば元寇や刀伊の入寇の後には倭寇として反撃しましたが、

戦後の日本はあまり報復しないので、好き放題に約束を破られ無礼を働かれます。

 

これも子供でも分かる理屈です。

 

韓国で政権支持率が上がる

 

政治は1つの理由だけで行うものではありませんので、

日本を叩けば韓国の政権支持率が少しでも上がるならば、

確実に、政権にとってより日本への嫌がらせや約束破りをやる動機の一部となります。

 

これも子供でも分かる理屈です。

 

 

実際に「メモリーサポーター本体」で英語を読む

 

これまでの説明で、あなたも簡単には騙されない免疫が付いたと思いますので、

カンギョンファ韓国外交部長菅の国連人権理事会での演説の全文を、

英語で読んで聴いてみましょう。

 

[メモリーサポーター本体] Statement by South-Korean Foreign Minister, Kang Kyung-wha, at High-Level Segment of 40th Session of Human Rights Council

 

 

終わりに

 

韓国と手を組む世界中のリベラル派メディアの発信力は、決して過小評価してよいものではありません。

 

歴史情報戦争における本当の弱者は、

情報発信力が小さく反論を握りつぶされてしまう一般国民です。

 

あなたが選挙で一票を投じて選んだ政治家と、

密室で勝手な基準で選ばれた大手メディア幹部、

あなたはどちらを信用しますか?

 

当サイトでも多くのメディアを紹介していますが、

ニュースを妄信せずあなたご自身の目で見てソースを辿り情報を集め、

ご自身の頭でよく考えてください。

 

 

あなたの子孫が、

自分たちの先祖を不当に貶められ続けるかどうか、

国内で「ヘイトスピーチ」と罵られ口を封じられるかどうか、

国外で虐め続けられるかどうかは、

歴史情報戦争の勝敗にかかっています。

 

怒りや憂いをモチベーションに変え、あなたが未来の日本を変えてください!

 

 

メモリーサポーター本体

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